保証人と連帯保証人は違います。金融業者より融資を受ける時の大事な知識

とても親しい友人に保証人になってほしい、迷惑はかけなからと頼まれたという経験はありませんか？いつもお世話になっているし協力してあげたいけど、のような考えで簡単に保証人になってしまったら大変です。万が一友人が支払えなくなった時は、あなたが支払わなくてはいけないのです。消費者金融での借金や不動産関係などの保証人の依頼は当然みんな嫌がるのです。それでは、保証人と連帯保証人の違いを説明します。

保証人になってしまった場合、友人が支払いが出来なくなった時は保証人のあなたに支払い請求が行きますが、友人に請求をして下さいと申し立てができます。又、友人が請求しても支払ってくれないということであなたの財産を差し押さえると言ってきた時は、友人に経済的余裕があり支払う能力があると証明した上で友人の財産を差し押さえて欲しいと申し立てることができます。もし、友人がどうしても支払えない場合は、保証人のあなたが支払わなくてはいけません。

連帯保証人になってしまった場合は、友人が支払わない時にあなたに請求が来ても保証人のような申し立てをすることは一切できません。あなたが返済しなくはいけないのです。連帯保証人とは友人に変わって私が支払います、と同意したことと同じなのです。あなたの借金になるという事です。連帯保証人になって、このような理由で多額の借金を背負い破産宣告した方もいらっしゃいます。そはの数は4人に1人だそうです。

もし連帯保証人になってしまい、後でどんな内容のものか知り、怖いので連帯保証人を辞めたいと言われても無理な話です。一度連帯保証人として契約を交わしてしまったらやめることはできません。このことはぜひ知っておいて欲しいです。何かあった時に困るのは自分です。

両親によく保証人にだけはなってはいけないとよく釘を刺されました。お金の問題は人間関係を壊すと言われてきました。中には、困っているなら助けてあげればいいのにと、保証人にならない自分が悪者のような気になってしまうこともあると思います。しかし、よく考えてください、保証人になって欲しいと頼んできた友人がどうして親に頼まず自分に頼んできたのかを。体裁が悪くて親に頼めないという理由での身勝手な頼みは問題外、保証人になる必要はありません。しかし、親や身内に頼めないほどの借金となるとお金に困っているなど面倒な理由がほとんどだと思います。表上は車が必要だとか入院費が必要だとか都合のいい理由を持ってくると思います。このような時は、可愛そうだと思わず、はっきりと保証人になるのは断るべきです。