借りたお金は返済出来ているのか、今の消費者金融の利用者数とは

今現在の消費者金融の利用者数とはどのくらいなのでしょう。利用者数としては、1400万人以上とも言われています。テレビCМでも人気のタレントが出ているのを毎日のように見かけます。以前のように金貸しやサラ金と言っていた時期のダークなイメージも全く変わりました。楽しい音楽と感じのいい映像で、金貸しの宣伝とは思えないようなものになっています。申し込みも簡単にネットで出来たり、至る所にあるATMの便利さに簡単にお金を借りることができます。

そんなところから、20代の消費者金融を利用することへの、お金を借りる事の抵抗を全く感じていないようなのです。すぐにでも現金を手に入れられる状況が整っています。金融業を利用するときには、まず金融機関の銀行への借入を先に考えます。次に消費者金融のクレジット会社へ行くのが普通だと思います。金利の低い銀行から利用し枠が足りなくなったらクレジット会社、信販会社を利用するといった感じでした。ところが、20代の若年層ではイメージ的にお金を借りるならクレジット会社へ行くという認識が強くなったのと、お金を借りる事への抵抗がなくなって軽い気持ちでキャッシングをしているようです。若年層では、銀行のような金融機関の利用者数が減ってきているのも確かです。

それでは、どうしてお金を借りなくてはいけないのでしょうか。消費者金融からお金を借りる理由を見てみると、旅行費などのレジャーや買い物、高額の商品おローンの利用だったりします。一番多い利用理由は、生活費が足りないので消費者金融を利用して生活費に当てているというのです。更に他社の金融業者への返済のためのお金の借入も理由の一つに入っているのです。

生活費が足りない理由として、長く続く不景気が理由で収入の減少も理由の一つではないでしょうか。また、原油高騰での生活必需品や食べ物等の物価の上昇、家賃も安くなることもなく変わらないという状況が続いています。一社の消費者金融の枠を使いきり、また別の消費者金融から借入て多重債務に陥る人もいるようです。今の日本の社会背景にも原因があると思われます。私達の金銭感覚をよく見直さなくてはいけない時がきているのかもしれません。あまりにも簡単に借入できる状況で金銭感覚が麻痺しているように思います。若い人たちにももっとお金を借りる事の重さ、重要さを認識してもらうよう教育の面でも取り入れていかないといけないと思います。

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